秋は、体に疲れが溜まりやすい季節です。
疲れと同時にストレスも溜まっており、身体面と精神面の両方において不調を感じることが増えます。
このストレスを溜めたままにしていると、最悪の場合、不整脈になる恐れも出てきます。
なぜ、ストレスから不整脈が起きるのか? そして秋にストレスを溜めずに過ごす方法を紹介しましょう。
目次
なぜ秋はストレスが溜まりやすい?
9月に入ると、8月に比べて日照時間が急に短くなります。
夜暗くなるのが早くなる関係で、日光を浴びている時間が少なくなります。
そうすると、気持ちを安定させてくれると言われているセロトニンというホルモンの分泌量が減っていきます。
その結果、うつに似た症状を感じて、何にもやる気が起きなくなるという事態が生じるのです。
秋にストレスを溜めていると、さまざまな不調が起こります。
過眠や過食、気分が落ち込んでしまう、人に会うのが億劫になるなどといった症状を感じやすくなります。
秋は気候が関係して、体にだるさやストレスを感じてしまいがちになるのです。
ストレスによって不整脈が起きる仕組み
秋にはストレスが溜まりやすいという特徴がある中で、ストレスによってさまざまな不調が現れることがあります。
その1つに挙げられるのが、不整脈です。
疲れなどを溜め込んでいるときに起こりやすく、「心臓の病気かも?」と不安になってしまうこともあるでしょう。
不整脈だから心臓の病気というわけではなく、高血圧や甲状腺に異常があるときなどにも不整脈の症状が現れることがあり、さらには加齢や体質、日頃のストレスなどが原因で生じる場合もあるのです。
よって、ストレスと不整脈は切り離せない関係にあると言えます。
私たちの心臓の筋肉は、電気信号によって規則正しく動き、全身に血液を送り届けています。
規則正しく動いている中で、何らかのトラブルが起きたとき、心臓の動きが一時的に不規則になります。
そして、脈が乱れることから、不整脈と呼びます。
不整脈は原因があって起きている症状ですが、気にしすぎることで症状が悪化する場合があるので注意が必要です。
秋にストレスを溜めずに過ごすポイントとは
秋にストレスを溜めることで生じる可能性が高くなる不整脈、不調を感じることなく快適に過ごすためにはどのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか?
秋ならではの過ごし方や注意点について紹介します。
- 積極的に光を浴びよう
- 定期的な運動も秋のストレスに効果的
- 食事の見直しを始めよう
- 睡眠をたっぷり取って体を回復させよう
積極的に光を浴びよう
徐々に昼間の明るい時間が短くなっていく秋は、光の量によって私たちの体には異変が起きることがあります。
光をあまり浴びていないと気分が塞ぎがちになり、ストレスも溜めやすくなります。
そこで、積極的に光を浴びていくようにしましょう。
通常、夜はカーテンを締めて寝ている人が多いと思いますが、隙間を開けて寝ておくと朝起きたときに日光を浴びることができます。
遮光カーテンはできるだけ避けて、目覚めると同時に光を浴びるようにしましょう。
昼間、光を浴びることが少ないという人は、部屋の電気の明かりを浴びるという方法も有効です。
照明からの光も有効活用して、積極的に光を浴びていきましょう。
定期的な運動も秋のストレスに効果的
秋といえば、スポーツの秋を思い浮かべる人もいるかと思いますが、定期的な運動はストレス発散におすすめです。
特に手軽に続けられるのが、有酸素運動です。
有酸素運動は、1日20分くらいが目安となっています。
長すぎる運動を行なう必要はなく、ほんの少しの時間体を動かすだけでも十分とされています。
体を動かすことで、神経伝達物質であるドーパミンが分泌されるようになるので、気分が晴れやかになりストレスも適度に発散できるでしょう。
新しいスポーツに挑戦するのにも最適な季節と言えるので、秋の過ごし方の1つに運動も取り入れてみましょう。
食事の見直しを始めよう
秋に感じやすいストレス、不整脈を回避するためにも上手に向き合っていきたいですね。
そこで、運動と合わせて食事の見直しも始めましょう。
食事においては、栄養バランスを意識して食べるのが一番です。
いつも自炊が難しい、食事の時間が不規則になりがちな人は、作り置きを用意したり、外食でもシンプルで素朴なメニューを選ぶようにするなどの方法を取ってみましょう。
ストレスが緩和されるだけで、気になる不整脈の症状が改善されるケースも多いです。
睡眠をたっぷり取って体を回復させよう
秋になると、気候の関係でストレスを溜めがちになります。
少しでも睡眠不足の状態が続くと、体に疲れとストレスが蓄積されていきます。
そこで、秋は早めに布団に入るようにし、体を温めながら眠るようにしましょう。
朝晩が冷えてくるので、手足や全身で寒さを感じることがあります。
朝すっきり目覚められるように、寝室の環境を見直すと同時に体を温める生活を心がけましょう。
睡眠をしっかり取っていると、不調を感じている体も徐々に回復していきます。
秋に元気に過ごせるように、日々の睡眠にも注目してみましょう。
まとめ
秋は過ごしやすくなる季節である反面、気候や温度変化などによりストレスや疲れが溜まりやすい時期です。
ストレスを抱えたまま過ごしていると、不整脈を招く恐れもあります。不整脈の種類によっては病気の可能性も出てくるので、不整脈を起こさないためにストレスと向き合っていきましょう。
日常生活で見直すべきポイントを見つけ、少しでも快適に過ごせるよう対策を取っていきましょう。
疲れとストレスを溜めずに元気に過ごすことで、不整脈の悩みも解消されていきますよ。