現在、不妊で悩んでいる人が急増しています。
晩婚化の影響や生活習慣などから、自然妊娠ができないという人が増えているなか、妊活を始める人も多いですよね。
赤ちゃんを授かることができるように日々の生活に気をつけて過ごすという妊活、その時にやってはいけないこともあるので、ぜひ知っておいてください。
目次
妊活中に避けたい行動リスト
妊活中に避けたい行動はいくつかありますが、実はどれも基本的なことばかりです。
妊娠したいと考えている人は、まず日常生活を見直してみましょう。
特に以下の行動は、妊活中には絶対に避けてください。
- 喫煙
- アルコールの摂りすぎ
- カフェインの過剰摂取
- 冷えは大敵!しっかり対策を取ろう
喫煙
タバコには有害物質がたくさん含まれています。
この有害物質は精子や卵子の質を低下させ、タバコを吸う両親からは、子ども低体重で生まれてくる恐れがある、という報告もあります。
パートナーがタバコを吸っていることによる受動喫煙によってもその影響力は大きいとされているので、妊活をするのならタバコはやめましょう。
アルコールの摂り過ぎ
タバコと同様に、アルコールの過剰摂取も控えるようにしたいですね。
大量のアルコールが体内に入ると、活性酸素が発生します。
その結果、妊娠する確率が下がってしまうので、妊活中には避けたいというわけです。
もし妊娠がわかった場合、完全にアルコールを禁止するよう心がけましょう。
妊娠中の飲酒は低体重や発達障害のリスクが高まります。
カフェインの過剰摂取
コーヒーや紅茶が好きという人も多いと思いますが、これらにはカフェインが含まれています。
特に妊娠中にカフェインを多く摂取していると、流産の危険性が増すとも言われています。
また、妊活中にカフェインを過剰摂取すると、眠りが浅くなることもあります。
できるだけ質の良い睡眠を取って、規則正しい生活を送るようにしたい妊活中の期間、眠りにくくなってしまうと困るので注意しましょう。
冷えは大敵! しっかり対策を取ろう
冷え性の女性は、とても多いですよね。
手足が冷たい、冬は体がなかなか温まらないなど、日頃から悩みを抱えている人はたくさんいます。
この冷えが、妊活中には大敵となります。
体の冷えは、子宮や卵巣の冷えにもつながります。
冷えによって起こる血行不良から、内臓の働きも鈍くなってしまいます。
冷えは、排泄機能を弱らせるという特徴も持っており、生理の際にきちんと子宮内膜が排出されなくなってしまいます。
その結果、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を招くリスクが高まるので、冷えは危険なのです。
妊活中はどんな過ごし方が理想的?
妊活中にやってはいけない行動は、たくさんあります。
赤ちゃんを授かれるように日々の生活に気をつけたいですが、どんな過ごし方が理想的なのでしょうか?
- とにかく体を冷やさない
- ストレスを溜めずにのんびり過ごす
- 食事の見直しは必須
- 夫婦の時間を大切に
- 適度な運動も始めよう
とにかく体を冷やさない
妊活中であっても、普段はおしゃれを楽しみたいという人が多いでしょう。
実際に赤ちゃんを授かってお腹が大きくなるまでは、今まで通りのファッションを楽しめます。
しかし、妊活中は冷えが大敵となるため、服装や過ごし方において体を冷やさないようにしてください。
靴下は必ず履く、冷たい飲み物は飲まずに常温か温かいものを飲む、スカートよりはパンツスタイルにする、などといった点に気をつけてみましょう。
ストレスを溜めずにのんびり過ごす
妊活中は、ストレスも大敵です。
さまざまな生活習慣病も招くとされているストレス、妊娠にも影響を与えます。
日頃から気持ちに余裕を持って過ごすようにし、仕事が忙しいときは休日ゆっくり過ごす、楽しいと思えることをしてみるなど心を開放させながら過ごしてみましょう。
食事の見直しは必須
食事は、妊活中に特に気をつけたいですね。
不規則な食事や栄養バランスに偏りがあると、ホルモンバランスに乱れが生じます。
また、食事が不規則になっていると生理の周期も乱れてしまうので、自然妊娠する確率が下がります。
体を温める食材を中心に、肉や魚、大豆製品、野菜などをバランスよく食べるようにしましょう。
外食や買ったおかずで済ませるのではなく、自炊して料理を楽しむというのも大切です。
夫婦の時間を大切に
妊娠したいと思った時に、夫婦でゆっくり過ごすことも大切です。
夫婦一緒に過ごす時間を多くすると、妊娠する確率も上がります。
妊娠について考える機会や、今の生活を二人で見直してみるといった方法を取ることで、二人の時間を作ることができます。
適度な運動も始めよう
日頃から運動不足、という人も多いでしょう。
そこで適度な運動を行うと、基礎代謝が上がるため、生理周期が安定しやすくなります。
また、卵子の質がよくなるという嬉しいメリットもあります。
冷え性の改善にもつながるので、妊娠したい人にはぴったりです。
代謝を高めてくれる運動には、有酸素運動があります。
自律神経を安定させて血流も良くなるので、妊活中の有酸素運動はおすすめです。
そのなかでも身近にできる運動が続けやすいので、ヨガやウォーキング、ストレッチなどを始めてみるとよいでしょう。
ストレッチは毎日自宅で少しの時間を作ってできるので、手軽に続けられる運動です。
ストレッチをすることで骨盤の位置が補正され、妊娠しやすい体作りにもつながります。
ウォーキングはいつでも手軽にできるので、1日30分は歩くと決めて、コースを変えるなど工夫しながら行なうことで長く続けることができます。
自分にとって毎日続けられる運動を選んで、楽しく体を動かしましょう。
体を動かすと気分もすっきりするので、ストレス発散にもつながります。
妊活のために日々の生活の改善を!
なかなか妊娠できないと悩んでいる人は、知らないうちに妊娠しにくい生活を送ってしまっているかもしれません。
そこで、妊活中に絶対にやってはいけないことを把握し、日々の生活を改善していくことが必要です。
夫婦二人で話し合って、一緒に妊活することで妊娠につながるので、お互いの理解も必要になってくるでしょう。
体のことを一番に考えて、妊娠しやすい体に近づけるよう対策を取ってみてくださいね。